カフェで「ティーカップはこうやって持つのよ」"正しいマナー"を披露したはずが、カップを落としてしまい!?

上品な女性は、所作が美しいもの。食事の所作が美しいと周囲に好印象を与えられますが、失敗すると逆に恥をかいてしまいます。今回は、上品ぶって失敗した知人から聞いたエピソードをご紹介します。

コーヒーカップの美しい持ち方とは?

皆さまはどうやってコーヒーカップを持っていますか?
取っ手に指を通して持っている方が多いと思いますが、取っ手には指を通さず、指でつまむと上品に見えると言われています。
このことを本で知ったA子は、「いいことを知った!」と、実践する機会をうかがっていました。その後A子は学生時代の友達とカフェに行く予定が入り、ついに上品マナーを披露する機会が訪れたのです。

得意げに美しい所作を披露したけれど

指を通してコーヒーカップを持っている友達を見て、「今だ!」と思ったA子。「そんな持ち方をしちゃだめよ! こうやって持つの」と、得意げに上品マナーを披露しました。
A子は「よく知ってるね!」「すごい!」と称賛されることを期待していましたが、付け焼き刃の知識はボロが出やすいもの。
A子はそこで盛大にやらかしてしまったのです。

慣れないことをして大失敗!

A子は取っ手をうまくつかめず、コーヒーカップをソーサーの上に落としてしまったのです。ガチャン! と衝撃音が店内に響き渡り、彼女に視線が集まりました。
カップとソーサーは割れずホッとしたけれど、A子はみんなの視線が恥ずかしくて顔を上げられません。
店員さんから「大丈夫ですか?」と声をかけられ、「大丈夫です。ごめんなさい……」とうつむいて小声で答えることしかできませんでした。

にわか仕込みのマナーにはご注意を

A子は友達に上品マナーをひけらかそうとして大失敗。称賛されるどころか、「何やってるのよ」「相変わらず落ち着きがないね」と呆れられてしまいました。
ちなみに、指でつまみにくいデザインのカップの場合は、指を通して持ってもOK。無理してつまんで持つ必要はありません。
そのお店で出されたカップは重たく、取っ手も太かったため、指を通して持てばよかったのです。
恥をかいたA子は「マナーは一朝一夕では身につかない」と、強く実感したそうです。日頃から実践しておかないと、と反省したそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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