HTに交代→私服でスタンド観戦…エムバペが衝撃行動、パリSG指揮官は何を語った?「遅かれ早かれ、キリアン抜きに慣れないと」

現地時間3月1日に開催されたリーグ・アン第24節で、首位のパリ・サンジェルマンは、南野拓実を擁する3位のモナコと敵地で対戦。最後までゴールを奪えず、スコアレスドローで終わった。

21ゴールでリーグ得点ランキング首位を独走中のキリアン・エムバペはこの日、珍しく前半のみでお役御免に。その後は、ユニホームから私服に着替え、なんとスタンドで観戦するなどし、自由奔放な行為でも注目を集めた。

現地紙『L'EQUIPE』によれば、ルイス・エンリケ監督は報道陣に「エムバペがハーフタイムに退いたのは予防措置? それとも戦術的な選択?」と問われ、こう答えた。

「100%監督としての決断だ。遅かれ早かれ、キリアン抜きのプレーに慣れなければならない。チームにとってベストな決断だ」

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さらに「以前は怪我をしない限り、決して外さなかったエムバペをどうマネジメントしているのか説明してほしい。エムバペに問題があるのか? 彼がいない方が勝つチャンスがあると思う?」という、より攻めた質問も。ただ、53歳のスペイン指揮官はあくまで冷静だ。

「そのゲームに参加するつもりはない。私はプロフェッショナルだ。何の問題もない。チームにとって最善だと思う方法で、取り組むだけだ」

エムバペはすでに、レアル・マドリーと5年契約で合意に至ったと報じられている。今夏、穏やかではない別れが待ち受けているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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