ヴィッセル神戸、ホーム開幕戦飾れず 柏に0-1 汰木、佐々木が相次ぎ負傷

神戸ー柏 前半、神戸の選手らに声援を送るサポーター(撮影・笠原次郎)

 明治安田J1リーグ第2節第2日の2日、昨季覇者のヴィッセル神戸はノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で、柏レイソルとのホーム開幕戦を迎え、0-1で初黒星を喫した。

 神戸は前半にMF汰木康也、後半にFW佐々木大樹が相次いで負傷交代。前節得点した2人を欠くと、後半38分、柏にカウンターを許し、途中出場のFW木下康介に先制点を奪われた。後半途中から今季初出場の武藤嘉紀、新加入の宮代大聖を投入し、終盤に好機を増やしたが、無得点に終わった。

 神戸は吉田孝行監督が体調不良のため、代わって菅原智コーチが指揮を執った。この日は「神戸新聞デー」として開催し、プレゼント抽選会などがあった。

 【ヴィッセル神戸】川崎製鉄水島サッカー部が母体。クラブ創設後の初練習を予定した1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した。96年の日本フットボールリーグ(JFL)2位でJリーグ昇格が決定。成績不振に伴う経営難となった2004年、楽天を率いる三木谷浩史氏の個人資産管理会社が営業権を取得し、15年に楽天グループの傘下に移った。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら国内外のスターを擁した20年元日、クラブ初タイトルとなる天皇杯を獲得。発足29年目の昨季、J1リーグを初制覇した。

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