生活が不規則になりがちな学生を食でサポートしようと、子ども支援活動に取り組む任意団体「アトリエギフト」が、JR前橋駅前のアクエル前橋で応援プロジェクトを実施した。農家や焼き肉店から提供された食材をその場でおにぎりと総菜に調理し、低価格で提供した。
会場にはわかめやおかかのおにぎり、焼きおにぎり、おでん、ホルモンの野菜炒め、唐揚げなど多彩なメニューが並んだ。おにぎりは50円均一。総菜も50円、100円と財布に優しい価格で、学生らは笑顔で買い求めた。学生応援のため大人は購入できず、通りがかった人たちはうらやましそうに眺めていた。
プロジェクトは3回目で、遠隔操作できる分身ロボットを使い、前橋市内のカフェで接客している萩原やよいさん（19）が初めて参加した。意思伝達装置を介して同世代の学生と交流し、「みんなに会えてうれしかった」と話した。
同団体は「BIBI飯」の名称で今後も毎月、プロジェクトを実施する。さとうともこ代表は「学生のために頑張るので友だちも誘って足を運んで」と呼びかける。3月は28、29の両日、同会場で開く予定。
