「政治不信が高まる」「パフォーマンス」―。3月1日の衆院政治倫理審査会に出席した高木毅前国対委員長らは、自民党安倍派の政治資金パーティー収入の還流復活を巡る経緯について「認識していない」などと繰り返し、福井県内の有権者からは厳しい声が目立った。
「やりとりを見ても裏金がどうしてできたのか、はっきり分からない」と話すのは福井市の男性(84)。出席した議員の説明に「みんな秘書や会計責任者の責任にしている」と指摘し、「結局、(安倍派会長を務めた)森喜朗元首相を引っ張り出さないと何も分からないのでは」と真相究明を求めた。
大野市の大学院生(23)は「目新しい内容がなく反省を示すだけのパフォーマンスに見える」と憤る。同世代の間で選挙や政治が話題なることは少なく、「若者の無関心、不信感はますます高まるのではないか」と話した。
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【衆院政治倫理審査会2024年3月1日】高木毅氏の審査は9:49:09から