青森県内荒天 地吹雪も 交通に乱れ 八戸最大風速24.2メートル

吹雪で視界が悪くなり、ライトをつけて走る車両=2日午後2時ごろ、五所川原市金木町

 2日の青森県内は、西高東低の気圧配置となり、各地で強風に見舞われ、荒れ模様となった。青森地方気象台によると、同日の各地の最大瞬間風速は八戸24.2メートル、深浦24.0メートル、青森23.8メートル、野辺地23.3メートルなど。気象台は、津軽地方の一部に波浪警報を出し警戒を呼びかけたほか、交通機関にも乱れが生じた。

 JR青森支店によると、強風のため、五能線の弘前-東能代間で上下計16本が運休。約710人に影響した。空の便は、青森空港発着の計6便が欠航した。

 津軽地方では、朝から雪や強風が続き、断続的に地吹雪が発生。同日午後、五所川原市金木町の広域農道(通称・こめ米ロード)では視界が悪くなり、ライトをつけて走る車が見られた。

 気象台によると、3日も低気圧や気圧の谷の影響で、広い範囲で雪となり、午後からは雷を伴うところがある見込み。特に上北地方では、落雷や突風に注意を呼びかけている。

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