福島県の日本酒、発酵食品を堪能 3日まで「ふくしまの酒・味噌醤油まつり」 郡山市のビッグパレット

開会式で乾杯する(左から)渡部理事長、内堀知事、満田理事長、品川市長

 「ふくしまの酒・味噌醤油まつり」は2、3の両日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開かれている。2020(令和2)年の初開催以来4年ぶり。県内の蔵元が全国に誇る日本酒や発酵食品を来場者が堪能している。

 県の主催、県酒造協同組合、県味噌醤油工業協同組合の共催。県内53酒蔵が日本酒151銘柄、7事業者がワインを提供している。飲食ブースは22店が並ぶ。飲み仲間3人と訪れた東京都の会社員小林有紀さん(38)は「蔵元のSNS(交流サイト)を見て参加した。東京では出回らないお酒を飲めてうれしい」と笑顔だった。

 みそ・しょうゆは12醸造業者が出店。みそ伝道師のMISODO(藤本智子)さんによる「みそまる(1杯のみそ汁のもと)」作り体験や、詰め合わせが当たる「みそ・しょうゆガチャ」などのコーナーが人気を集めている。

 開会式では内堀雅雄知事が「全国や世界に認められている福島の食を楽しんでほしい」と呼びかけた。県酒造協同組合の渡部謙一理事長は「どこの酒蔵もおいしい新酒ができそう」とアピールした。品川萬里市長が祝辞を述べた。満田盛護県味噌醤油工業協同組合理事長の発声で乾杯した。

 午前10時から午後5時まで。日本酒コーナー専用チケットの当日券は5枚つづり千円で、1~2枚で日本酒1杯を楽しめる。午後2時から「テツandトモ」のお笑いライブがある。

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