消えゆく「381系やくも」4色が一堂に!「国鉄色やくもで行くツアー」4月開催...行けない人は“国鉄天国”岡山においで

消えゆく「381系やくも」続々引退へ

最後の「国鉄型特急電車」が、引退カウントダウンです。そう、それは「381系やくも」です。このたび4月6日から運行を開始する【画像①】の「273系新型やくも」の導入に伴って。。。

【画像②】の「スーパーやくも色」が、前日の4月5日に引退するのを皮切りに...

【画像③】の「国鉄色やくも」が6月14日に、

同じく【画像④】の「緑やくも」も6月14日に引退することが決まり、

その多くが「新型273系」に入れ替わる中、【画像⑤】の「ゆったりやくも色」だけが細々と残ることになったのです。

気付けば「4色」やくも 全部撮影しちゃっていました

実は筆者は普段から、仕事で「ネットニュース用のサムネイル(表紙)画像」を取りそろえるべく、外出した際に道すがら「警察署の外観」から「国道・高速道の標識」までスマホで撮影し歩いています。

その「鉄道」バージョンを揃えんと、お出掛けついでに新幹線から山陽本線、津山線、因美線などなど集めているうちに、「JR伯備線のやくも全4色をコンプリートしたい」という奇妙な収集欲が湧いてきてしまいました。経験したことのないこの気持ちは、いったい何?!

「4色」どころか「混色」のやくもに出会うこともありました

そして気がついたら、それぞれの列車が何日の何時に走るのか、山陰観光連盟さんのX(旧ツイッター)に掲載されている予定表を眺めながら、時刻表を繰りながら、子どものピアノ教室の送り迎えの隙に、近所でのお買い物の隙に、スマホに収めるまでになっていました。

時には【画像⑦】のような、「スーパーやくも」「国鉄色やくも」が合体した変態編成と遭遇することもありました。レアっぽい!!

この「列車をカメラに収めたい」気持ちとはいったい何なのか。。。初体験なのですが、撮り重ねていくうちにちょっとだけ分かってきました!

きっとこれは「二度とみられなくなる光景を、何がしかの形で残しておきたい」。。。つまりは、卒業前に仲間内で想い出フォトをパシャパシャ撮りまくるような気持ちと同じなのだ、と。。。全然違ってたらスミマセン。

そしてすごいのは、いま「特急やくも」を撮影に来ている人の多いこと多いこと。

JR伯備線は、岡山県内では国道180号とほぼ並行しているのですが、両者が近接する付近の【画像⑨】のようなカーブでは、平日でもカメラを構えている方たちがたくさんいらっしゃるのです。

しかし、この「やくも」を全4色コンプリートしようとなると、なかなかの至難の業です。そんな中、RSK山陽放送に1通の「ツアーのお知らせ」のFAXが舞い込んできました。

そのタイトルは「特急やくも全5色見学ツアー」。。。ん?「5色?!」なんか1色多いぞ。

「4色」+「1色」が一堂に!?舞台は出雲市 しかも1日限り

そのツアーとは。。。JR西日本と日本旅行が企画したもので、「381系」4色に加えて、「新型273系やくも」1色の計5色を特別に並べてしまおう、というものなんだそうです。しかも「車庫で、5編成の先頭車両がずらりと並ぶ」んですって!

そのツアーは、岡山発→出雲泊→米子駅解散の1泊2日の日程で、詳細を見ていくと。。。きっと鉄道好きの方には垂涎ものだと思います。

まず岡山から出雲市への移動は、6月14日に引退が決まっている「381系国鉄色」やくも(団体臨時列車)に乗車。この団体臨時列車には、「ツアーオリジナルのヘッドマーク」を掲出。また途中駅では「撮影タイム」もある模様です。

さらに、「オリジナルグッズ」「273系新型やくも運転開始記念弁当」がついてくるとのこと(お食事後は、酔わないようにお気を付けください)。

さらにさらに、381系で使用された懐かしの「車内販売ワゴン」も見ることができるそうです。

そしてメインイベントは、後藤総合車両所・出雲支社で、前述のように「やくも」5色が勢ぞろい。なお「スーパーやくも色」は、【画像⑬】のようなパノラマグリーンの先頭車となるそうです。

ちなみにいつも気になってた「後藤」って地名?名前?。。。調べたところ、かつての米子の豪商・後藤快五郎氏さんから取ったものだそうです。

ツアーは4月7日(日)~4月8日(月)に開催で、募集人員は200人、応募締め切りは本日(3月3日)23時59分。。。おっと、締め切り間際の記事の配信となってしまいました。「こちらの記事で初めて見た」という方は「tabiwa by WESTER」にアクセスして、お急ぎくださいませ。

ツアーに行けない...という方は、春休み「国鉄車両の聖地」岡山にカモン!

なお、4月8日は月曜日と言うことで、「あ~その日は仕事(学校)じゃん」「春休みじゃないと行けんわ」という方たちも多いかと思います。そのような場合は、春休みにでも岡山にお越しいただければ、「全色コンプリート」は難しいかも知れませんが、381系は【画像⑭】のように、まだまだ当たり前のように日常の風景の中を走っています。

何なら381系だけではなく、そこは「国鉄車両の聖地」とも呼ばれる岡山。。。【画像⑮~⑲】のように、国鉄車両105系、113系、115系、213系、キハ40系も現役。

さらには【画像⑳㉑】のように、新幹線500系・700系も走っていたり、JR四国の8000系や8600系など超個性的な列車にも巡り合えたりと、地元岡山の人たちにとっては通勤・通学に使う「当たり前の光景」も、ファンの方にとっては「超絶お楽しみ」がいっぱいです。

春休みは「そうだ、岡山に行こう!」。381系の見納め・撮り納め・乗り納めも兼ねて、ぜひ岡山にお越しくださいませ。

© RSK山陽放送株式会社