「12日前に全勝が可能かと聞かれたら…」リバプール指揮官クロップ、超劇的勝利に大満足! 遠藤航らによる「特別な守備」にも手応え

現地時間3月2日に開催されたプレミアリーグ第27節で、首位のリバプールは、17位のノッティンガム・フォレストと敵地で対戦。相手の粘り強い守備を前になかなかゴールを奪えなかったものの、土壇場の90+9分、遠藤航と共に60分から途中出場したダルウィン・ヌニェスが、アレクシス・マカリステルのお膳立てで決勝点を挙げ、1-0で劇的勝利を収めた。

クラブ公式サイトによれば、ユルゲン・クロップ監督は試合後の会見で「このゴールは、どれほど重要な意味を持つか?」と問われ、「それはこれから分かるだろう。勝点3をもたらすゴールはとても重要だ。いつも超決定的で、特にダルウィンにとっては超相応のゴールだ」と回答。そのうえで、大いに苦しんだフォレスト戦をこう振り返った。

「特にスタートが良くなかったのは明らかだ。リズムがなかった。ディフェンスのブロックに対して素早くプレーしなければならないし、適切なスペースでプレーしなければならないのに、ボールの後ろに選手が多すぎた。でも、いくつかのチャンスは、自分たちに何ができるかを示していた。

後半、試合はますます難しくなり、私たちは終盤、4バックとクィービーン(・ケレハー)とワタルを使って、特別な守備をした。そんな状況でマッカは本当に素晴らしいボールを送り、ダルウィンがゴールを決めた。我々にとって本当にクールな午後になった」

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リバプールは2月17日のブレントフォード戦(4-1、プレミアリーグ第25節)以降、週2のペースで試合をこなし、その全てで白星を挙げた。指揮官は「11日間で4試合。15日間で5試合。かなりタフだよ。それを戦い抜いた選手たちは本当に特別だ」と手応え十分だ。

「今日は非常に重要な1日だった。本当に満足している。次の試合まであと数日ある。充電が必要だし、しっかりとトレーニングも積める。この11日間は全くトレーニングができず、回復してまたプレーしての繰り返しだった。そういう状況だ。もし12日前に4戦全勝が可能かと聞かれたら、私はノーと答えただろう。でも、選手たちがそれを実現してくれた」

過密日程はまだしばらく続く。今後は7日にヨーロッパリーグのラウンド16第1レグでスパルタ・プラハ戦、10日にマンチェスター・シティとのプレミアリーグ首位攻防戦だ。重要な戦いが控えるなか、クロップ体制ラストイヤーのリバプールは連勝をさらに伸ばせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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