難攻不落・姫路城の知られざる秘密 天守までの道のりはカラクリだらけ…先人の英知に驚き

タレントの石原良純、平成ノブシコブシの吉村崇、ロバートの山本博が3月2日放送の『1億3000万人のSHOWチャンネル』に出演。難攻不落の姫路城を見学し、その仕掛けの徹底ぶりと城に対する人々の思いを学び感動する様子を見せた。

この日は、『クイズ!大人の社会科見学SP』と題して、吉村が、お城の本を出版するほどのお城好き・石原と、これまで200か所以上のお城を巡ったという山本とともに、日本初の世界文化遺産、年間来城者数約200万人(※2016年の来場者数)を誇る姫路城を巡り、意外と知らない真実を学んだ。

この日3人を案内してくれたのは、大河ドラマ『真田丸』の復元考証を任された城郭考古学者・千田嘉博先生。話題はまず、なぜ日本初の世界文化遺産に選ばれたのかについて。すると山本が、「現物だよ!“現存”なのよ」「これ(姫路城)は当時の400年前のまま」「令和の人間が見てもびっくりするようなものができてるわけ」と、復元ではなく当時のまま残っている姫路城のすごさを熱弁。これをみた吉村は、「ちょっと待って、俺こんなにしゃべってる博さん初めて」と思わずツッコミを入れた。

山本の言うとおり、姫路城は、現存天守としては最大の高さ31.5m(※天守台は含まない)、日本の木造建築の最高峰と評価され、世界文化遺産に登録された。

長方形・三角・丸と様々な形の狭間(さま)

その後、城主の池田輝政と徳川家康についての知識を学んだ3人は、ついに徳川幕府の重要軍事拠点、難攻不落の姫路城へと足を踏み入れる。「姫路城を攻める気持ち」で見学を始めると、さっそく丸・三角・長方形と様々な形の狭間(さま)を発見する。このように形がバラバラな理由は、狭間の形で持ち場を割り振ることによって味方同士の混乱を避ける狙いがあったと言われている。吉村が「素晴らしい」と感動していると、「だろ」とすぐさま石原が答え、スタジオからは笑いが起こった。

『菱(ひし)の門』

続いて上に櫓(やぐら)のある『菱(ひし)の門』へとやってきた3人。門の下で立つ吉村に対し、千田先生が「吉村さんにここで立っていただいてますけど、討ち死にです」とまさかの宣告。その理由は、吉村の真上に『石落とし』と呼ばれる仕掛けがあり、ここでは鉄砲・石・熱湯など様々な方法で敵の攻撃を防いでいたという。

門を抜けると、天守閣が見え景色が開けるものの、997個もあるという四方八方の狭間から常に銃撃を浴びる作りになっていた。狭間の内側を見ると様々な角度で攻撃できるようラッパ状に開いており、これを見た吉村は「あそこの観光客なんか狙いたい放題。マジですごい、曲がり角狙える」と興奮する様子を見せた。

天守までは迷路のような複雑な構造になっている姫路城。一見天守に近づいたように見える道もすぐに180度曲がらされ、その周りには櫓や狭間、狭くなっている道など、常に攻撃の危険性と隣り合わせになっている。そして幾多の仕掛けを抜けたその先には、「すげー」「かっこいいな」と3人も口をそろえて圧倒される天守閣が。この日は特別に、通常非公開である渡櫓(わたりやぐら)エリアの見学に。「これだけ複雑に組まれているところ(天守)はないですね」「どうだすごいだろ」と興奮する石原に、「俺と同じぐらい感動してる」と吉村が思わずツッコんだ。

最後に3人は大天守の最上階へ。「いい顔になった」と山本がうれしそうな表情を見せる通り、「残ってくれてよかった」「清々しい」と吉村がコメント。廃城令や空襲など様々な困難を乗りこえた姫路城について詳しくなった3人は満足げな表情を浮かべていた。

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写真提供:(C)日テレ

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