無課金で残業?ムシがよすぎません?→“You want me to work…”〈断固として残業を断る〉フレーズ【英語】

(※写真はイメージです/PIXTA)

「働き方改革」の推進により、ワークライフバランスを重視する企業が増えた一方、日本人特有の“空気”が邪魔をして、定時になっても「帰りたいけど帰れない」という会社員も多いでしょう。そんなとき「英語」でクールな定時退社を決めてみるのはいかがでしょう。『ろくでもない英語の言い訳300』(ダイヤモンド社)より、「絶対に残業したくないとき」に使えるワンフレーズを紹介します。

その新入社員の定時後の動きは速すぎて肉眼では捉えることができない。

As soon as the work day ends, the new employee moves too fast for the naked eye to catch.

『ろくでもない英語の言い訳300(ダイヤモンド社)』より抜粋
イラスト:村上テツヤ

――人間が肉眼で認識できる速度の限界は、物体の大きさ、色、背景、角度、距離など、多くの要素が影響するため一概にはいえませんが、マッハ(1,224km/h)を軽く超えるのは間違いありません。この速度なら1時間で東京から九州の熊本まで行けるため、国内どこからでも通勤が可能となります。

なお、彼がどこでそれほどのスピードを手に入れたのかは不明ですが、Z世代というよりはZ戦士的な何かです。

◆◆◆絶対定時に帰る日のフレーズ◆◆◆

「あなたがこの手紙を読んでいるということは、私はもう職場にはいないでしょう」

“By the time you read this letter, I will no longer be at work.”

――この世にはまだいるようなので、翌日説教しましょう。

「本日の私のラストオーダーは終了しました」

“Last orders to me today have already ended.”

――30分前にラストオーダーの確認で各机を回った者だけが言えるセリフです。

「定時とともにあらんことを」

“May the ‘leaving the office on time’ be with you.”

――元ネタは「定時」ではなく、「フォース」です。フォースとは、『スター・ウォーズ』に登場する架空のエネルギーで、さまざまな使用方法がありますが、ざっくばらんに言うと『ドラゴンボール』における「気」、『HUNTER×HUNTER』における「念」、『シティーハンター』における「100t」のようなものです。

「定時には動けば雷電のよう、発すれば風雨の如し」

定時間際の帰り支度から会社を出るまでのきびきびとしたさま。

「控えめに言っても推しが最高なので、残業できません」

“To say the least, my fave is the best, so I can’t work overtime.”

『ろくでもない英語の言い訳300(ダイヤモンド社)』より抜粋
イラスト:村上テツヤ

――推し活動家にとって、最も尊いのは推し。人生のすべてが推しを中心に回っているため、推しが最高である限り残業がはかどることはありません。頼んだところで塩対応されるだけですので、残業が発生しない働き方改革を推し進めましょう。

かつての労働組合員のように現在は推し活動家によって労働環境が改善され、代わりに春闘を戦う日も近そうです。

◆◆◆断固として残業を断るフレーズ◆◆◆

「サービス残業をすることでこれまでの関係が変わってしまうことが怖いので、帰ります」

“I’m afraid that working overtime unpaid might change what we have. So I’ll go home.”

――一般的に人間は変化を恐れる動物ですが、これは「恒常性維持」の本能によるものといわれています。せっかく定時帰りが板についてきたところに水を差されたらおもしろくありません。ここは本能に従い心を鬼にして残業を断りましょう。

「無課金で残業? ムシがよすぎません?」

“You want me to work overtime free of charge? That’s way too selfish, isn’t it?”

――「サービス残業」は給料が発生しないのに、「サービス料」は料金をきっちり払わされる。日本語の難解さと欺瞞を感じる瞬間ですが、そんな曖昧な言葉ではなく、企業には今どきかつ直接的な意味合いを持つ「課金」システムの導入をおすすめします。

「値引きシールが貼られる頃なので、帰ります」

“It’s about time the products get discount stickers puton them, so I’m leaving now.”

――「この時間ならまだ30%オフだから、半額シールになるまで残業してくれない?」

「一騎逃亡」

一騎で逃亡できるほど逃げ足の早いこと。

中山
コンテンツクリエイター

© 株式会社幻冬舎ゴールドオンライン