鹿児島県大崎町の「スポーツ観光おおさき」が、スポーツ選手に最高のパフォーマンスを発揮してもらおうと「おおさきのスポ飯」を提供している。町内事業者とアスリート食に精通する「KAGO食スポーツ」(鹿児島市)がタッグを組み誕生。2月25日開かれた陸上大会で関係者に振る舞い、好評だった。
スポーツ観光おおさきは町が2023年3月立ち上げた団体。23年度、KAGO食スポーツの田畑綾美代表取締役(35)を招き、飲食店や弁当屋約40業者に声かけして2回の講習会を開催。田畑さんの聞き取りや助言を経て、7店が独自のスポ飯を考案した。
スポ飯は、大会や持久系合宿など場面・目的に応じてメニュー分けし、エネルギーやたんぱく質、野菜の目安を記載。「ハンバーグ&ハーブチキン弁当」「キーマカレー弁当」など10種類あり、ライスバーガーやいなりといった「補食」も6種類そろえた。
合宿時期を迎えた1月から千食以上を提供。2月25日にジャパンアスリートトレーニングセンター大隅であった陸上のジャパンアスリートゲームズイン大崎で、240食を用意した。
田畑さんは「栄養補給や体重コントロールなど用途に合わせて選びやすい。選手向けに地元産食材や栄養バランスを考え作っていただいた。食がスポーツ合宿に重要な要素だと発信していければ」と語った。
スポ飯の問い合わせや申し込みは、事務局・スポーツ観光おおさき(町商工観光課内)で受け付けている。