電気を使わずご飯炊けます 災害想定し、炊き出し訓練 群馬・太田市

 災害に備えようと、群馬県の太田市女性防火クラブ木崎支部(桜井馨支部長)は2日、同市の木崎行政センターで炊き出し訓練を行った。同支部のメンバーに民生委員らを加えた約20人が、電気を使えない時の炊飯方法を確認した=写真。

 参加者は災害救助用の炊飯袋に米と水を入れて約30分間煮た後、完成品を試食して出来を確かめた。薬剤師の山鹿律子さんが台所用漂白剤を使った消毒液の作り方を紹介し、「ぬれた場所に使うと効果が弱まる」などと説明した。

 久保田かをる副支部長は「やり方が分かれば、いざというときに手助けできる。地域と協力して備えていきたい」と話した。

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