必要な評議員会など開かず選任か 社会福祉法人の役員めぐる贈収賄事件=静岡・清水区

静岡市清水区の社会福祉法人の理事長選任をめぐり、元理事長ら3人が逮捕された事件で、理事長変更の際に必要な評議員会が開かれていなかったとみられることが新たにわかりました。

社会福祉法違反(収賄)の疑いなどで逮捕されたのは、▼静岡市清水区の社会福祉法人の元理事長で医師の男(48)と、▼その後任の理事長の男(43)=贈賄容疑など=と、▼団体職員の男(52)=贈賄容疑など=の3人です。

2022年3月ごろから10月ごろにかけて当時、理事長だった男(48)は現金2000万円を受け取る見返りとして、団体職員の男(52)らが指定する人物を理事長にする約束をした疑いが持たれています。

捜査関係者によりますと理事長の変更には、評議員会の開催などが必要ですが、2022年の変更の際、開かれていなかったとみられることが新たにわかりました。

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