沿道声援5年ぶり解禁、鹿児島マラソン1万人熱走 

次々にスタートする鹿児島マラソンのランナー=3日午前8時32分、鹿児島市住吉町

 鹿児島マラソン2024(鹿児島市など実行委員会、鹿児島陸上競技協会主催、南日本新聞社など共催)は3日、鹿児島市を発着点にあった。新型コロナの影響で、声出し応援に制限のない通常開催は5年ぶり。青空の下、フルマラソンには6607人が出走。沿道からの声援やコースから見える桜島の勇姿に元気をもらいながら、薩摩路を駆け抜けた。

 市街地を抜けて国道10号を北上し、姶良市で折り返すコースであった。男子は初マラソンのデジェン・テスファレム・ウェルドゥ選手(24)=南さつま市・南薩東京社=が2時間14分50秒で優勝。4連覇中だった飛松佑輔選手(32)=日置市役所=は2位だった。女子は2時間39分17秒で上原美幸選手(28)=鹿児島銀行=がトップに輝いた。

 7時間の制限時間があり、完走者は6230人だった。約3時間半でゴールした鹿児島市照国町の嘱託職員坂口充弘さん(70)は「天気も良くて、気持ちよく走れた。たくさんの声援のおかげで最後まで頑張れた」と話した。市街地を走るファンラン(8.9キロ)には2823人が参加した。

〈別カット〉声援を受け市街地を駆けるランナー=3日午前、鹿児島市金生町

© 株式会社南日本新聞社