恋愛問題の中で、人間の感情の絡みがハッキリみえるのが「復縁」です。
別れたり、くっついたり、また別れたりと「復縁」と「離別」を繰り返しているカップルもいます。カップルに共通するのは、別れた原因を解決しなかったため復縁できたとしても、また危機が訪れるのです。
復縁できるカップルの特徴をたしかめながら「復縁後」にも幸せになれる方法を伝授します。
復縁できるカップルの特徴とは？
別れても友達でいるカップル
由紀乃さん（仮名・35歳）は7年前に別れた1つ歳上の男性と月に一回ほどの頻度で食事をしていました。別れた理由はお互いに仕事が忙しくて「結婚の縁ではない」と話し合って別れたのです。
ただ、別れた後も仕事の悩みを打ち明けあったり、相談したりと仲良しだったふたり。
そんなこともあってか、由紀乃さんは35歳を前に突然「彼と復縁したい」と切望します。
なかなか彼に本心を言えない由紀乃さん。もやもやしていると、ネットで読んだ恋愛相談の答えに惹かれ、実行してみました。
「自分の悩みを“友達のこと”として彼に意見を聞くと、彼の本心が分かるそう」
由紀乃さんはさっそく作戦実行。すると彼からは意外な答えが。
「一度別れたら元に戻らないと思うよ。お互いに新しいパートナーが見つかるんじゃないかな」
復縁に興味がない彼に、由紀乃さんはがっくりきたそうです。でも、ハッキリと意見がわかったことで元カレに引きずられずにすんで良かったのかもしれません。
【ポイント】恋愛から友情に変わり、また恋愛に戻るのは難しい
別れてから友達になるというカップルは、仕事や人間関係など、恋愛以外のことでも繋がっています。相手のことをよく知っていますから、心おきなく相談したりされたりと、まるで親友同士のような関係性でいられるのですね。
しかし、ときめいていた時期が終わり、別れを選択したカップルが友人という関係になったときに、また恋愛の戻るためには大きなきっかけが必要です。
そのきっかけとして、結婚という選択は恋愛関係よりも可能性があります。恋愛と結婚は異なると互いに割り切れたら、結婚という選択肢に対して前向きになれる可能性があるでしょう。
別れた後に、自分も相手も恋人がいないとわかったとき
友里さん（仮名・38歳）は、23歳のときに同じ年の彼の両親から反対されて結婚を断念しました。
その後、26歳で3歳年上の男性と結婚しますが、結婚後に価値観が合わずに29歳で離婚。ただ、恋多き友里さんは、その後も男性との縁が途切れず複数の男性と付き合い、33歳のときに7歳年上の男性と再婚。幸せな日々を過ごしていました。
ところが、再婚相手が病気になってしまい、回復して社会復帰できたものの子供を作れなくなってしまったそうです。
再婚夫の病気の看病で疲れた友里さんに、夫が「ほかに好きな人ができたらその人を選んでいいよ」と離婚をほめのかしたのですが、友里さんは否定。ただ、夫婦仲は次第に冷めていったそうです。
ちょうどその頃、20代の頃に常連だった店で久しぶりに食事をしていたら偶然元カレと再会。15年ぶりに会ったふたりは恋に落ち、友里さんは夫と話し合って離婚したそう。
その元カレとは、15年の年月をゆっくりと取り戻したいそうです。
【ポイント】再会したときの状況がキーポイント
復縁したいという願望が生まれるのは「別れてから、彼以上の人がいなかった」と次の出会いに恵まれなかったことが理由のひとつです。
嫌いで別れたわけではないカップルが再会すると、甘酸っぱい思い出が蘇ってきます。そんなこともあり、お互いに「元カレ（元カノ）が最高」と気づいたことで復縁することもあります。
ただ、相手が「あり得ない」と頑なに拒否することもありますから、元カレ（元カノ）の復縁も状況次第だということを忘れないでください。
共通の友人あるいは知り合いが縁を戻してくれる
沙奈絵さん（仮名・40歳）はバツイチでふたりの子供のシングルマザー。
専門職に就いているので、生活には不安がないものの、子育てにもっと時間をかけたいと思っています。
そんなときに、クラス会で元カレに再会。まだ独身と語る元カレは30歳から9年開、海外赴任のため日本を離れていたとか。
そんな彼が眩しかった沙奈絵さんですが、関係を深めていくうちに、やがて元カレから「付き合って欲しい」と申し込まれることに。しかし、恋を諦めていた沙奈絵さんは返事に困ってしまいます…。
そんな沙奈絵の背中を押してくれたのは同窓生たち。彼らが応援してくれたおかげと様々なタイミングが縁を結び、元カレと再婚できそうです。
【ポイント】応援してくれる人を増やすこと
復縁の場合、特に応援してくれる人が多いほど、うまくいく可能性が高いです。人と人との縁が絡まり合うことで成就する復縁、味方を多く持つことが成功の鍵になってきそうですね。
（mimot.(ミモット)/ 夏目 かをる）
