「努力が何を意味するのか分からない」若くして才能が高く評価されるも燻るケアン、今冬のアトレティコ移籍破談について語る「家族と失望させてしまった気がした」

アトレティコの試合を現地観戦も移籍は実現しなかったケアン[写真:Getty Images]

ユベントスのイタリア代表FWモイゼ・ケアン(24)が、今冬のアトレエティコ・マドリー移籍失敗を告白した。スペイン『アス』が伝えた。

ユベントスの下部組織出身で、ユベントスの他、エラス・ヴェローナ、エバートン、パリ・サンジェルマン(PSG)でもプレー経験があるケアン。2023年7月にエバートンからユベントスへと復帰していた。

今シーズンはセリエAで12試合に出場もゴールなし。今冬にはアトレティコへの移籍が噂された中、最終的にはユベントスに残留。アトレティコ移籍で合意していたが、メディカルチェックで破談に。この移籍失敗を自身のYouTubeチャンネルで語ったという。

「とても大変だった。そしてガッカリした。僕は母と家族と一緒にいたけど、彼らを失望させてしまった気がしたんだ」

「でも、その後は母が人生はそこでは終わらないことを僕に理解させてくれた。前に進まなければならない。僕は大人の男性でさり、自分の責任を引き受けて、一生懸命働かなければならない」

「以前は努力が何を意味するのかわからなかった。『僕には才能があるのに、なぜ頑張らなければいけないのか?』と思っていた。でも、人は努力することで成長するのをみて、自分もトップになりたいと思っていた。だから、一生懸命トレーニングに取り組み始めたんだ」

これまでは才能に溺れていたケアン。ただ、移籍が破談になったキッカケで、自身と向き合う必要があることを初めて感じたという。

現在は負傷離脱中だが、ようやくグループトレーニングに復帰できる状態に。改めてアトレティコに移籍するとしても、ここからのアピールが重要となりそうだ。

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