【インドネシア】イオン、スーパー全5店でハラル認証取得[商業]

イオンインドネシアは、スーパー全店でハラル認証を取得した(同社提供)

総合スーパーのイオンインドネシアは2月29日、イスラム教の戒律に従っていることを示すハラル認証を、同国宗教省傘下のハラル製品保証実施機関(BPJPH)から全5店が取得したと発表した。同日、首都ジャカルタ郊外の1号店で認証授与式が行われた。

ハラル認証を取得したカテゴリーは、◇スーパーマーケット◇店内で販売されるすしをはじめとする総菜◇精肉◇鮮魚◇インストアベーカリー◇青果◇フレッシュジュース——の計7つ。

イオンインドネシアの関係者は、店内では豚肉や豚肉を原料に使用している輸入食品や、アルコール飲料などハラルではない商品も販売しているが、これらの売り場ではハラル認証機関の提示したルールにのっとって、荷受けから売り場での陳列作業までハラル商品と混在しないよう対応し、商品棚でもハラルではないことを明示して陳列していると説明した。

特に、豚肉の加工担当者については制服の色を分けて、他の売り場や作業場に入らないようにしたり、制服用の洗濯機を別に用意したりして、コンタミネーション(混入)が生じないよう留意しているという。

イオンインドネシアは、バンテン州タンゲラン市アラム・ストラの商業施設「モール@アラム・ストラ」に初めて設けた単独店を含め、現在は合計5店舗を展開。今年はさらに4店舗を増やす計画。

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