【シンガポール】野村不、日系ペット事業社と資本・業務提携[医薬]

野村不動産は、アジアでペット向け医療事業を展開するシンガポールの日系企業アルダと資本・業務提携を結んだ(両社提供)

野村不動産は、アジアでペット向け医療事業を展開するシンガポールの日系企業アルダ(A’ALDA)の新規発行株式の一部を引き受ける。出資額は明らかにしていない。自社の不動産事業でペット関連の新商品・サービスに関する企画、設計、運営、販売手法の創出、顧客基盤の拡大に向けた業務提携も行う。

アルダは「人とペットが幸せに暮らせる社会を作る」ことを目指し、アジア地域を中心に動物病院・ヘルスケア事業を展開。動物病院の電子カルテシステム「アルダVet360」の開発・運用を通じた動物病院支援事業や、ホテルやフィットネストレーニング場を含むペットライフスタイル施設「ディプラス(Dyplus)」の運営など、ペット関連事業を幅広く手がける。中でもペットライフスタイル事業は、ペットと不動産の事業領域をカバーする成長の原動力と位置付けている。

野村不動産は2030年までの経営戦略で新たな価値を創造し続けることを目指している。この戦略の下、アルダとの協業を通じてペット関連の新たな商品・サービスの企画・開発を進め、不動産開発事業の商品力の強化、事業機会の拡大を目指す。

アルダも今回の協業を機に、ディプラスの拡大をはじめとするペットライフスタイル事業の成長を加速させたい考えだ。

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