産油国有志、自主減産を延長 6月末まで、ロシアは追加措置

ウィーンのOPEC本部

 【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」に参加する有志の産油国は3日、3月末までの予定だった日量220万バレルの自主減産を6月末まで延長すると発表した。ロシアは原油生産と輸出を合わせ、日量47万1千バレルを4~6月に追加で減らす方針を明らかにした。

 中東情勢の緊迫化にもかかわらず一時期低迷していた原油相場は1バレル=80ドル近辺まで持ち直したが、ロシアのウクライナ侵攻後に付けた高値水準からは下落している。産油国が結束し、引き続き相場を下支えする姿勢を示した。

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