容体回復のローマ教皇、日曜講話でガザ戦闘終結訴え

[バチカン市 3日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコ(87)は3日、サン・ピエトロ広場を訪れた信者らに日曜恒例の講話を行い、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結を呼びかけた。先に患った気管支炎から回復している兆しを見せた。

教皇ははっきりした声で講話し、「何千人もの死者と負傷者、避難者を出しているこの暴力行為によりパレスチナとイスラエルの人々が受けている苦しみを毎日心にとどめている」と述べた。

また、戦闘が子どもにもたらす影響を強調し、昨年10月7日にパレスチナのイスラム組織ハマスが行った攻撃で拘束された人質全員の解放を訴えた。

さらに「このような方法でより良い世界が築け、平和が実現すると本当に思っているのだろうか。もうたくさんだ、やめてくれと私たち皆で言おう」と語りかけた。

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