県などが新たに企画した「やまがた木造設計マイスター」養成講座の最終回と修了式が3日、山形市の協同の杜(もり)JA研修所で行われ、建築物の木造化に関する知識を深めた受講者24人に認定証が交付された。
講座は、住宅以外の中・大規模施設などに木造化を広め、県産材の利用拡大につなげるのが狙い。経験豊富な建築士を講師に招き、県内の1級建築士が昨年11月から座学や演習でノウハウを学んできた。
この日は6回目の講座で、与えられた設計課題に対し、班ごとに考案した内容を発表。その後、認定証が付与された。参加した秦・伊藤設計(山形市)の高橋友紀主任(33)は、環境への配慮からも木造化は求められるとし「県などから木造の発注が増えてくると思う。学んだことを生かしたい」と話した。