岩手県内まとまった雪、JR北上線一部運休 釜石SWの試合は中止

本格的な雪景色になった国道107号沿い=3日午後5時半、北上市和賀町横川目

 3日の岩手県内は低気圧や前線の影響を受け、北上市や盛岡市ではまとまった雪となり、JR北上線は夕方から運転を見合わせた。釜石市で開催予定だった日本製鉄釜石シーウェイブス(SW)の試合は、グラウンド状況が悪く中止となった。

 午後5時までの24時間降雪量の最大値は西和賀・湯田32センチ、北上29センチ、盛岡13センチなど。北上市内は朝から雪が降り続き、夕方には大人の膝下程度まで積もった。木々や信号機はこんもりと雪化粧し、路面には深いわだちができ、慎重に車が行き交った。

 JR盛岡支社によると、北上線は同4時ごろから上下線の運転を見合わせた。上下計7本が運休し、約210人に影響した。

 釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムではラグビーリーグワン2部の釜石SW―NECグリーンロケッツ東葛戦が予定されていたが、3日までの降雪でグラウンド状態が悪化。午前7時から両チームのサポーターら約200人が数センチほど積もった雪や氷を手作業で取り除いたが、一部が凍結しており、断念した。

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