公取委、日産に近く勧告 下請けへの支払い減額

Ritsuko Shimizu

[東京 4日 ロイター] - 日産自動車が一部下請け業者への支払いを一方的に減額していたとして、公正取引委員会が下請法違反で同社に勧告することが分かった。公取委の担当課によると、減額は30億円に上り、勧告を公表し始めた2004年以来最大という。

日産はロイターの取材に、公取委から調査を受けたことを認めた上で、「最終的な結果を待っている」と説明。下請けに「全額を返金した」としている。

公取委は、再発防止などを求めて近く日産に勧告する。

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