箞木小でバルーン体験 閉校前最後の思い出に

バルーンのバーナーと校舎を背景に記念写真に納まる児童たち=唐津市厳木町の箞木小

 唐津市厳木町の小学校統合に伴い、3月で閉校する箞木(うつぼぎ)小(福田啓子校長、63人)で3日、記念イベントが開かれた。バルーンがグラウンドに登場し、全校児童や保護者がバーナー操作の体験などを楽しんだ。

 在校生の保護者でつくる育友会が「子どもたちの思い出に」と企画した。佐賀市のバルーンフェスタに出場しているチームが協力し、バルーンをグラウンドに係留。強風の影響で搭乗体験は見送られたが、児童たちはバーナー操作を体験し、熱気を体感した。

 育友会会長の横道亨さん(35)は「子どもたちの笑顔が見られてホッとした。新しい学校でも『箞』の意味のように、しなやかに、たくましく成長してほしい」と期待を込めた。5年の小松春華さんは「こんなに近くでバルーンを見たのは初めてで迫力があった。校舎を離れるのは寂しいけど、4月からも楽しい学校にしたい」と気持ちを新たにした。

 箞木小は4月から厳木小と統合し、厳木中との小中併設校として新たなスタートを切る。(松岡蒼大)

閉校を記念し、グラウンドに停留するバルーン=唐津市厳木町の箞木小
バルーンのバーナーと校舎を背景に記念写真に納まる児童たち=唐津市厳木町の箞木小

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