「ホワイトリボンラン」 妊娠、出産の環境改善へ 大村公園でチャリティーイベント 長崎

おそろいのTシャツを着てスタートする参加者=大村市、大村公園

 女性の妊娠・出産の環境改善などを目指すチャリティーイベント「ホワイトリボンラン」の大村拠点ランが2日、長崎県大村市玖島1丁目の大村公園を中心に開催された。市内外の約60人が参加し、参加費は途上国の女性や能登半島地震の被災者の支援に充てられる。
 ホワイトリボンランは国際協力NGOジョイセフが主催し、9年目。今年は全国約60の拠点で一斉に開催し、参加費は妊産婦死亡率が高いアフリカ・ガーナに送るなどする。大村での実施は初めて。
 参加者はおそろいの公式Tシャツを着用。「走ろう。自分のために。誰かのために。」と書かれた横断幕を掲げ、3コースに分かれた。最長の3.9キロウオークは大村公園を出て中央商店街アーケードを通り、ミライon図書館までの道を往復。公園の周辺を巡る3キロラン、1.5キロウオークもあり、参加者は爽やかな汗を流した。
 大村拠点の実行委員、今村早苗さん(44)は「喜んで支援しようとする人たちが一堂に会し、感動している。大村市が女性の権利を尊重しているアピールにもなると思う」と話した。

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