マカオ司法警察局が防犯パトロール実施…新口岸地区のホテルで違法売春従事の旅客発見

マカオ司法警察局が3月3日午前に実施したパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 マカオ司法警察局は3月3日午前、治安環境浄化を目的とした同局組織犯罪調査部門の刑事らによる防犯パトロールを実施したとのこと。

 同局によれば、今回のパトロール中、カジノ施設が集積するマカオ半島の繁華街、新口岸地区のホテル内で違法な売春に従事していたとみられる中国人(中国本土居民)の女2人を発見し、身柄を拘束。いずれもインバウンド旅客で、同局の調べに対して”商売”目的でマカオ入りし、サービスの対価として報酬を得ていた事実を認めたという。

マカオ司法警察局が3月3日午前に実施したパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 同局が上述の2人に対する身元確認及び調査を行った結果、全員がマカオで犯罪に関わっていないことが判明。ただし、入境目的である旅客の立場にふさわしくない活動に従事したことから、治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し済みとした。

 昨年以来、マカオのインバウンド旅客数が急回復し、社会・経済の正常化が進む中、マカオ警察当局で各所でのパトロールや各種犯罪をターゲットとした取り締まりを頻繁に実施している。

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