立民・岡田幹事長、衆院青森県2区「擁立強く期待」 野党間の候補者調整は選挙間近に

東奥日報のインタビューに答える岡田幹事長=弘前市

 立憲民主党の岡田克也幹事長は3日、弘前市内で東奥日報のインタビューに応じた。次期衆院選で同党の候補者が不在の青森県2区に関し「擁立を強く期待しており、後押ししたい」と述べた。元職が返り咲きを狙う青森県1区、新人の女性候補が出馬する同3区についても「重要な選挙区」として、党幹部の来県などで支援する考えを示した。

 立民は衆院選の擁立目標を200人としており、青森県2区についても党県連が候補者選定を進めている。

 岡田幹事長は2区への擁立を含め、「誰でもいいわけではなく、選挙区で勝てる可能性がある候補者を200人そろえたい」と強調した。

 また、立民は2024年度の活動計画に「可能な野党間連携を進める」と明記している。

 青森県では1区に共産党、2区に国民民主党、3区に維新の党が具体的な候補者擁立を決めているが、県内での野党連携について、岡田幹事長は「野党の議席を最大化し、自民の議席を最小化するという共通の大義に基づき、候補者調整することで自民党候補に勝てる可能性が高い場合は、一本化の努力をすべきだ」と説明。「(候補擁立の)入り口でそれをする必要は必ずしもない」とし、調整時期として選挙が間近になった頃とする見解を示した。

 岡田幹事長は3日、立民の青森県3区立候補予定者の会合に参加するため来県。報道陣の取材に対しては「今国会の会期最終盤までに解散総選挙がある可能性が高いと思っており、それを前提に支援態勢を組み立てていきたい」と述べた。

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