ポスト伊藤美誠は誰?卓球王国・中国メディアが五輪補欠を予想 「14歳から驚異的な強さ」「最もふさわしい」

中国メディア「捜狐」(WEB版)が2024年3月3日、卓球女子日本代表の特集記事を組み、パリ五輪女子日本代表の補欠を予想した。パリ五輪代表の補欠をめぐり、21年東京五輪金メダリストの伊藤美誠(スターツ、23)が有力視されていたが、2月に韓国・釜山で行われた世界選手権後に改めて辞退する意向を示した。

「伊藤にとって補欠枠を受け入れるのはあまり意味がなく...」

卓球王国の中国ではパリ五輪のライバルとなる日本代表の動向が注目されている。中でも五輪金メダリストの伊藤は中国でも知名度が高く人気もあるという。

記事では「日本の卓球チャンピオン伊藤美誠がパリ五輪の補欠選手になることを拒否した」とし、「五輪の表彰台に立ったアスリートとして、彼女にとって補欠枠を受け入れるのはあまり意味がなく、他の人にもチャンスが与えられるべきだと信じている」と解説した。

伊藤の補欠辞退が決定的な状況の中、同メディアは伊藤に代わる補欠として木原美悠(木下グループ、19)を挙げた。

記事では「日本女子卓球チームで補欠に最もふさわしい選手のひとりが、世界団体準優勝、シングルス国内準優勝、そして世界ユース選手権優勝の19歳、木原美悠だ」とした。

「木原は成長を続け特に女子ダブルスで躍進」

さらに「木原美悠は14歳から驚異的な強さを見せ、平野美宇ら世界チャンピオンを破り、日本選手権女子シングルス決勝では伊藤美誠に敗れたものの、その強さを証明するのに十分な成績だった」と高く評価した。

そして木原が23年に中国代表の主力選手である王芸迪を3-0で破ったことを伝え、「ここ数年間、木原は成長を続け特に女子ダブルスで躍進した。22年世界ユース選手権で金メダルを獲得するなど、女子シングルスでも成長を続けるだろう」とした。

木原は幼少のころから全国的な選手で、19年1月に行われた全日本選手権では女子シングルス決勝で伊藤と対戦。試合は1-4で敗れたものの、当時14歳だった木原の躍進は大きな注目を集めた。2月の世界選手権は伊藤とともに日本代表として出場した。

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