大谷翔平の完全復活へ重要な意味を持つ古巣エンジェルス戦。米メディアが連戦出場を回復への「ステップ」と指摘

大谷翔平の勢いが止まらない。オープン戦3試合目となった、現地時間3月3日のロサンゼルス・ドジャース対コロラド・ロッキーズの試合に「2番・DH」で出場し、3打数3安打2打点とこの日もバットが冴えわたった。

シングルヒット2本に加え、第2打席ではセンターオーバーの三塁打と長打も放つなど、コンディションの良さを示すに十分な内容のバッティングを披露した。

ドジャースは今後、現地5日(日本時間6日)にロサンゼルス・エンジェルスと対戦、さらにその翌日にはシカゴ・ホワイトソックスとのゲームが控えている。すでに、デーブ・ロバーツ監督は大谷のエンジェルス戦出場の予定を明かしており、好調を維持する「日本人スター」が古巣との初対戦とあって、注目度は高まり続けるばかりだ。

メジャー公式サイト『MLB.com』もエンジェルス戦を前にした大谷に対し期待を膨らませるとともに、ここからの2試合が、右肘手術からの完全復帰へ向け重要な意味を持つと見通している。

3月4日に配信となったトピックの中では、ロッキーズ戦の大谷の結果に加え、「彼は7打席連続で出塁している」と報じており、さらに好成績を残していることで「ショウヘイ・オオタニは古巣と対戦する準備ができているようだ」と評している。

また同メディアは、「ドジャースが月曜日に予定しているオフの後、オオタニはヘイローズが訪問する火曜日に再びスタメンに名を連ねる見込みである」と出場予定にも言及。その上で、その翌日のホワイトソックス戦への出場も予想しており、「オオタニにとっては、この春で初めての連日での試合となる」と指摘。その上で、連戦でプレーすることについて、「昨年9月の肘の手術から回復するためのもうひとつの重要なステップである」と強調した。

その他にも、プライベートでも大きな節目を迎えたばかりの大谷に対し、「先週の結婚後の記者会見以来、オオタニは記者たちと話をしていないが、彼のバットは多くの話題を提供している」と印象を綴っている。

大谷は3日までの打率が驚異の7割超え。絶好調の中で迎える古巣との初対戦で、またもや米球界の話題の中心となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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