国内カップ戦で敗退し、ブンデスリーガ12連覇も厳しい状況になってきたバイエルンは３月５日、チャンピオンズリーグ（CL）のラウンド16第２レグで、ラツィオをホームに迎える。敵地での第１レグでは０－１で敗れたなか、逆転できなければ無冠に終わる可能性が高くなる。
その第１レグでは、CBのダヨ・ウパぺカノがレッドカードで退場。代役は誰になるのか。ドイツ誌『Kicker』はその試合で先発したキム・ミンジェではなく、マタイス・デリフトとエリック・ダイアーのコンビを提言した。
これに「衝撃のアドバイスだ」と猛反論したのが、韓国メディア『XPORTS NEWS』だ。直近のフライブルク戦で失点に関与したため、外すべきだとする同誌の主張について、こう異議を唱えている。
「（Kickerは）キム・ミンジェは安全を保障しない。CBの解決策はデリヒトとダイアーにならなければならないとした。シーズンを通して堅い守備を見せ、バイエルンのDFでは２番目に出場しているキム・ミンジェの献身をドイツメディアは全く知らないようだ」
フライブルク戦のミスについては、「キム・ミンジェも失点の後、両腕を大きく開いて失望を表わにした。しかし、この失点シーンでキム・ミンジェだけに責任があるともいえない。だが、いつもキム・ミンジェに冷たいKickerは今回も彼を標的にしたのだ」と指摘。こう批判している。
【動画】ドイツメディアにキム・ミンジェが批判されたバイエルンの失点
「ドイツサッカーの２大メディアといえるKicker誌とBild紙は、今シーズンのキム・ミンジェをかなり批判的な視点で見ている。ウパメカノとデリフトが怪我に苦しむなか、キム・ミンジェが本職がCBではない選手たちとコンビを組んで、大変な仕事をしてきたにもかかわらず、毎試合の評価は３～５点が多かった（ドイツメディアの採点は１点が最高で６点が最低）」
大一番で韓国が誇るアジア最強DFを外すなど、信じられないようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
