南さつま市金峰町尾下で4日、かごしまブランドの超早場米・金峰コシヒカリの田植えが始まった。市農林振興課によると、本土で最も早い田植え。晴天の下、水田に青々とした苗が次々植えられた。
田植えしたのは農業東馬場伸さん(73)の水田150アール。今年1月に種まきし育てた苗を使い、昨年と同じ日のスタートとなった。今季は高温続きで生育が早く、通常より5センチほど長い20センチ超の苗が多いという。
7月中旬の収穫予定で、東馬場さんは「異常気象なのか、温度管理は難しかったが丈夫な苗ができた。消費者へ安心安全なおいしい米をいち早く届けたい」と語った。
超早場米の田植えは3月末ごろまで続く。市農林振興課によると、410戸が約430ヘクタールで生産。例年並みの収量約2100トンを見込む。