ユナイテッド新オーナーに高まる期待…カゼミロが望むのはライバルも見習う貪欲さ「ここにはシティという鏡がある」

新オーナーについて語ったカゼミロ[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表MFカゼミロが、新オーナーへの要望を明かした。

3日、プレミアリーグ第27節で宿敵マンチェスター・シティとのアウェイゲームに挑んだユナイテッド。負傷者多数の中、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのスーパーゴールで先制したが、後半に3点を奪われて敗戦となった。

試合後、『ESPN』の取材に応じたカゼミロは、先制した前半を「良いスタートが切れた」と振り返り、逆転を許した後半については「もう少しカウンターアタックで勝負しようとしたが、うまくいかなかった」と分析。また、「今日はラスムス(・ホイルンド)のような重要な選手が何人も欠場した」とケガ人の多さも嘆いた。

一方、先日クラブの共同オーナーとなったサー・ジム・ラトクリフ氏についてもコメント。カゼミロが望んでいるのはユナイテッドが過去の栄光を取り戻すことで、そのためにはライバルクラブの運営も参考にすべきという考えだ。

「現時点で、僕らが達成しなければならない最初の大きな目標は、彼ら(シティ)に追いつくことだ。歴史上の話ではない。そのことをマンチェスター・ユナイテッドの歴史が物語っている。今や彼らは倒すべきチームだ。誰もがシティに勝ちたいと思っている」

「クラブのレベルを高め、進化させたいと考える人が外部から来るのは当然いつだって重要なことだ。会社(ラトクリフ氏が会長を務める化学企業INEOS)と新オーナーがこれを成し遂げたいと思っているのは明らかだ。ここには素晴らしい成果を残してきたシティという鏡がある」

「彼ら(新オーナー)が僕らと一緒に成長していくことを願っている。ここで成長したいと願う人物がいることがクラブにとって重要だからだ」

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