【保育士試験】実技「造形」を突破するには? 合格者が教える6つのポイント

保育士試験を突破した筆者が、造形科目に合格するポイントを紹介します。

実技試験は「音楽」「造形」「言語」に関する技術のうち2分野を選択し、受験科目となります。そのうちの造形は、45分内に保育の一場面を絵画で表現する試験です。

当日に問題がわかるものの、音楽、言語に比べて試験官に披露するプレッシャーがないのでオススメです。

保育士実技試験「造形科目」に合格するポイント6つ

その1:色鉛筆

100均の色鉛筆は硬くて着彩が悪いので、ステッドラーのように芯が柔らかく、発光の良いものを選びましょう。

間違えても、消しゴムで消しやすいのでオススメです。

当日は12~24色程度色を用意できるので、自分のお気に入りの色鉛筆を見つけてください。

色が多いほうが、着彩の変化も生みやすいですよ。

その2:紙

試験用と似た紙を想定して描くのがオススメです。

単なるノートは紙がツルツルして描きづらいので、ケント紙のように色鉛筆用に適した紙を使いましょう。

試験の絵のサイズは、19cm×19cmサイズで出題されます。

練習用でも枠を描いて取り組むのがベストです。

その3:着彩

いきなり絵を描くのが難しい方は、塗り絵から始めてみては。

塗る作業に慣れることで、絵への敷居が下がります。描く楽しみも生まれやすいです。

試験は、着彩の作業が多数を占めます。好きなキャラクターから取り組んでみては。

その4:人物画

問題には条件があります。

1. いろいろな遊びをしている子どもがいること
2. 保育室の様子およびおもちゃを描くこと
3. 子ども3名以上、保育士1名以上を表現すること
4. 枠内全体を色鉛筆で着彩すること

などです。

つまり、本番は人物を中心に描く必要があります。人を描くことに慣れましょう。

描き方は、『ユーキャンの保育士実技試験合格ナビ』が参考になります。

ネットで合格者の絵を参考にしながら、自分なりに人物の描き方を作ることも大事ですね。

その5:模倣

過去の問題を描きましょう。初めは構図の取り方に悩んでしまうかもしれません。

真っ白の紙に、いざ描こうにも描きづらい人も多いはず。

そんな方にオススメなのは、合格者の絵を模倣すること。

すると、自分なりに「顔から描いて、背景はこうして……」と、描き方が身についていきます。

その6:一枚絵

自分の手で、一から最後まで描きましょう。初めは時間がかかり、下手と感じて嫌になるかもしれません。慣れてきたら、時間内に条件の絵を描き切る練習もしたいですね。

問題が室内 or 外の違いもあるので、どちらが出題されてもいいように、描き慣れておきましょう。

絵の上手い下手ではなく、条件に沿った絵を描くことです。

着彩ができていない、子どもが一人足りないのはNGです。

元気で明るく、楽しそうな様子が、絵から伝わってくることが大事です。

ぜひ楽しんで描いて、合格をゲットしてくださいね。

【参考文献】
・『2022版まんがでわかる保育士らくらく要点マスター』(実務教育出版)
・『2022版ユーキャンの保育士実技試験合格ナビ』(ユーキャン保育士試験研究会)

(ハピママ*/ 柚木深 つばさ)

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