【台湾】世界半導体売上高、24年は6千億米ドル予想[IT]

台湾電子時報系の市場調査会社、デジタイムズ・リサーチは4日、2024年の世界の半導体産業の売上高が6,130億米ドル(約92兆600億円)になるとの予測を示した。前年比で17.3%増え、プラス成長に転じるとみている。

デジタイムズ・リサーチは24年について、人工知能(AI)の応用が関連チップの需要をけん引するほか、スマートフォン、ノートパソコン、サーバーなどの出荷が伸びて関連チップやメモリーの需要が回復すると予想。ただインフレや地政学的要因、各国・地域の選挙、マクロ経済などの変数に注意する必要があるとの見方を示した。

デジタイムズ・リサーチのリポートによると、22年の世界の半導体産業の売上高は前年比3.3%増の5,740億米ドルだった。23年の予測値は8.9%減の5,230億米ドル。

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