スタイリッシュな外観で、一風変わった店があります。店の名前は「サムライボール」。その店の正体は「たこ焼き屋」です。2023年7月にオープンし、週末は行列ができるほどの人気店です。
島根県出雲市東林木町の国道431号沿い。
民家の一部を改装した、黒を基調としたスタイリッシュな外観で、その名も「サムライボール」です。
サムライボール
Stone rich 石富史哉 代表取締役
「社員共通で、たこ焼きがみんな好きで、じゃあ、たこ焼きを始めてみようと」
そう、この店は「たこ焼き屋」。
スタイリッシュに見えた外壁の黒は、なんと、タコの墨をイメージしたものだったです。
そして店内は、タコの赤。
さらに、天井や壁に張り巡らされた桶は、タコの吸盤を表現しています。
サムライボール
Stone rich 石富史哉 代表取締役
「店舗が"タコ"っていうのは、斬新でおもしろいんじゃないかな」
店名の由来については、その昔、日本人がアメリカにたこ焼き屋を出店する際、店の名前を「サムライボール」としたという話から、同じ名前に。
サムライボール
Stone rich 石富史哉 代表取締役
「のれんにサムライボールって、カタカナで書いてあるけど、あれが走っていると『ハイボール』に見えるらしくて、『ここはスナックか?飲み屋か?』というので、入って来られる方も何人かは」
見た目と店名の謎が解けたところで、気になるのは、やっぱり"サムライボール"の味です。
昌子秀 記者
「では、『ボウズ』というソースも何もかかっていないたこ焼きをいただきます。外側はパリッパリなんですけど、中はトロっとしていて、とってもクリーミーな味がします」
イリコやカツオ、昆布など7種類の素材を使ったオリジナルの出汁から作った水分多めの生地を焼くことで、その食感を完成させました。
とってもクリーミーなたこ焼きです。
もちろん、お店の看板メニューは定番のソース味。
さらに、ネギマヨやふわとろチーズなど、メニューの多さもこの店の特長です。
常連客
「毎日、来ます」
記者
「毎日、来るんですか?」
常連客
「毎日、来てます」
記者
「この店の魅力ってなんですか?」
常連客
「毎日来ても飽きないような、いろんな味が楽しめるところ」
2023年7月にオープンすると、店の見た目プラス、そのおいしさで、瞬く間に人気店に。
土日は今や、30分待ちの状態とのこと。
実は、この店を経営する石富社長の本業は、電気通信や、エアコン・照明の設置工事を行う会社です。
サムライボール
Stone rich 石富史哉 代表取締役
「この辺り、あまり飲食店がなくて、地域の方からも応援や、求められる声もあって、『じゃあ、やってみるか』」
まさに、サムライ魂で始めた、たこ焼き屋「サムライボール」。
日本人がアメリカに、たこ焼きの味を広めたのと同じように、この店の夢も、まだまだ広がります。
サムライボール
Stone rich 石富史哉 代表取締役
「この店を通して、人との関わりをいろいろ持っていけたらいいな、と思っています。メニューも、これからどんどん増やしていって、ゆくゆくは、日本一、メニューの多いたこ焼き屋を目指してやっていこうと思っています」