「那須ブラーゼン」運営会社NASPOが事業停止破産申請へ 負債総額は推定6千万円

とちぎテレビ

サイクルロードレースチーム「那須ブラーゼン」の運営会社「NASPO」が2月末、事業を停止し、破産手続きの準備に入ったことが民間調査会社の調べでわかりました。負債は推定で6千万円に上るとみられています。

「那須ブラーゼン」は、那須地域を拠点に活動するプロの自転車ロードレースチームとして2012年に発足し、現在は、選手としても活動していた若杉厚仁氏が社長を務めています。

2023年シーズンからは「さいたまディレーブ」と統合し、「さいたま那須サンブレイブ」として活動してきましたが2月26日、サンブレイブ側が那須ブラーゼン、NASPOとの提携を解除し、新たに「さいたま佐渡サンブレイブ」として活動する方針を発表していました。

帝国データバンク宇都宮支店によりますとスポンサー収入やグッズのオンライン販売などが主な収入源でしたが、年商規模は4千万円程度に留まっていて、特にコロナ禍以降はスポンサーを降りる企業が目立っていました。

さらに負債の返済が難しい状況となり、破産手続きの準備に入ったということです。負債総額は推定で6千万円に上るとみられます。

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