福井の方言学べる「おもっしぇ」観光バスツアー誕生 ベテランガイドが講座”きとっけ”

方言で県外観光客をもてなす「おもっシェルジュ」のメンバー=福井県永平寺町

 福井県内のバス会社とバスガイド紹介事業者が連携し、観光バスの車内で福井の方言を教えながら各地を巡るツアーを北陸新幹線福井県内開業日の3月16日に始める。方言を観光資源ととらえ、県外客に思い出の旅を提供する。「おもっシェルジュ」と名付けられた15人のバスガイドは「インパクトあるおもてなしで、リピーターを増やしてみせるざ」と気合を入れている。

 越前観光(鯖江市)と京福バス(福井市)が、「G.C.北陸観光バスガイド紹介所」(同市)と企画した。

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 ツアーの要となるガイドは、方言で「面白い」を意味する「おもっしぇ」とコンシェルジュを組み合わせ、「おもっシェルジュ」と命名。同紹介所に登録されているガイド歴20~30年のベテランを選んだ。

 おもっシェルジュは車内で、方言の独特の言い回しをルーツとともに紹介するほか、土産店などで使える「〇〇をおっけ(ください)」といった日常的なフレーズも教え、現地での交流に役立ててもらう。

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