東彼杵町が保育料無償化 長崎県内で3例目 小中学校の給食費無償化も継続 

 長崎県東彼東彼杵町は新年度から0~2歳児の保育料を無償化する。県内では北松小値賀町、平戸市に次いで3例目。人口減少対策として子育て世代の定着を図る。
 併せて町立小中学校の給食費無償化も自主財源で継続する。保育料、学校給食費の同時無償化が実現すれば県内自治体で初となる。いずれも関連予算を盛り込んだ2024年度一般会計当初予算案を5日開会する定例町議会に提出する。
 保育料無償化の対象は約90人を見込み、事業費は1600万円。3~5歳児は既に国が原則無償化している。
 学校給食無償化は21年9月から国の地方創生交付金を活用し、断続的に実施してきた。24年度予算案では過疎債などを活用し、2600万円を投じる。対象は約500人。
 町によると、40年時点の町人口推計は今年1月比で約2200人減の5229人、高齢化率は51%に達する。

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