美川憲一さんが審査員! 長崎・南島原で「のど自慢大会」 「さそり座の女」披露も

出場者を盛り上げる美川さん(中央)=南島原市、深江ふるさと伝承館

 長崎県南島原市の「歌ってスッキリ!のど自慢大会」は2日、同市深江町の深江ふるさと伝承館で開かれ、市PR大使で歌手、美川憲一さんが審査員を担当し独特のユニセックスなキャラクターと豪華衣装、ライブで会場を盛り上げた。
 美川さんが同伝承館で歌うのは2003年5月に開催された落成記念イベント以来、21年ぶり。「会場のみなさん、よく来たわね。78組の応募の中から本選出場を決めた10組よ…。そこ、なに笑ってんの。おだまり」とお決まりの毒舌でスタート。ライブ演奏では代表曲「さそり座の女」を熱唱すると、会場に詰めかけた400人の観覧者から拍手が巻き起こった。
 優勝者には音楽デュオ、コブクロの「桜」を熱唱した同市南有馬町の農業、松尾星弥さんが輝いた。同市深江町の主婦、小林喜恵子さん(69)は「紅白歌合戦で披露している豪華衣装を楽しみに来場した。体が細くて、しなやか。歌もお上手で、女性よりも立ち姿やしぐさが女性っぽい」と感激の様子だった。

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