【花粉対策】最初が肝心!花粉ピークに後悔しないため玄関にそなえるべきもの4選を気象予報士が解説

花粉症の人にとってはつらい季節がやってきました。
花粉対策として薬を飲んだり、洗濯物の花粉を払ったりと毎年様々な対策をしていると思いますが、外出から帰ってきた人の体にも大量の花粉がついているので、玄関での対策は特に重要。

今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、花粉ピークに後悔しないよう玄関にそなえておきたいものを解説します。

粘着ローラー

外から帰ったら花粉を払ってから入室…というのはすでに多くの人がやっていると思いますが、手で払うだけではなかなかしっかり花粉を取り除くことができません。
そもそも、手で払おうとすればするほど、摩擦により静電気が発生して、ますます花粉がくっついてしまうことも。

そこで、玄関に小型の粘着ローラーを常備すると便利。
服の上からコロコロすることで効率的に花粉を取り除くことができます。

ヘアブラシ

花粉は髪の毛にも大量に付着しています。

手で払おうとしてもやはり静電気でくっついてしまいがちなので、ブラシを使うのがおすすめ。
洋服用のブラシを玄関に置いている人は、一緒にヘアブラシを吊るしておくのもいいですね。

帽子をかぶって外出した場合は、帽子の花粉も忘れずに落としてください。

ゴミ箱

花粉シーズンの間、花粉症の人は当然ながらマスクをする人が多いと思いますし、そうでなくても時期的に風邪やインフルエンザなどの感染症対策でマスクをする人もいます。
そして残念ながらマスクの表面にも、花粉はたくさん付着してしまうのです。

マスクはどのみち帰宅後捨ててしまうため、玄関で入念に花粉を払ってからリビングに持ち込んで捨てるというのは効率が悪いですよね。
そのため、小さなゴミ場でいいので玄関に置いておくと、手間をかけずに花粉侵入を防げるのです。

小物掛け

最後におすすめするのは、マフラーや帽子を掛けておくことができるフックなどの小物掛けです。

花粉は頭や服だけでなく細々としたファッションアイテムにもすべてついていますが、それらについた花粉を完璧に払うのには時間がかかって大変ですよね。

そこで、ある程度払った状態で玄関付近に収納してしまえば、生活空間に持ち込む花粉を楽に減らせるというわけです。

少しずつの工夫で花粉対策の負担を減らして

例年2月頃に始まり、4月に入ってもなかなか終わらない花粉シーズン。
「一過性のものだから…」と思いきや意外と長いので、対策をするだけでも疲れてしまいますよね。

しかも花粉シーズンは気温変化も大きく、年度の変わり目でそもそも疲れやすい時期。
玄関にちょっとしたものを置くだけでかなり違いが出ますので、少しでも負担を減らしながら対策していきましょう。

■執筆/植松愛実…身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

© 株式会社ベネッセコーポレーション