同窓会の預金から100万円私的流用や支払額改ざんで62万円着服 看護専門学校職員を懲戒免職=静岡

静岡県袋井市にある公立の看護専門学校の職員1人が同窓会の預金通帳から100万円を私的流用したり約62万円を着服したりしたとして懲戒免職処分になりました

3月4日付で懲戒免処分を受けたのは、東海アクシス看護専門学校の教務課職員です。袋井市や看護専門学校などによりますと、同窓会の預金通帳を管理していた職員は2023年6月、自らの資金繰りのため通帳から100万円を私的に使ったほか、2016年12月から2023年11月までの間、支払金額を改ざんするなどの方法で、38回にわたり、合わせて62万4357円を着服したということです。

2024年2月に着服金の全額が返済されているため、同窓会は被害届を提出しないということですが、学校は「地方公務員法に規定する『全体の奉仕者たるにふさわしくない非行』に該当する」として4日付で職員を懲戒免職処分にしました。

この看護専門学校は中東遠地域の袋井市、磐田市、掛川市、菊川市、御前崎市、森町の5市1町で組合を構成して設置され、袋井市長が管理者を務めています。

袋井市の大場規之市長は「職員が、このような不祥事を起こしたことは誠に遺憾。関係者の皆さまの信頼を失墜させ心からお詫び申し上げる。倫理の啓発に努め、看護師養成機関としての自覚をもって職務に専念するよう周知徹底を図っていく」とコメントしています。

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