【マネー】財布の中がポイントカードでパンパン!「お金が貯まらない人」の8つの習慣とは?

いつも節約を心がけているのに、「貯まる人」と「貯まらない人」がいるのはどうしてでしょう? あなたの習慣も、もしかしたらお金が「貯まらない人」のものかもしれませんよ。月刊女性誌『ゆうゆう』読者のお金にまつわる習慣を、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんにチェックしていただきました。

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お金が貯まらない人の習慣

お金が貯まらない人の習慣に多いのは、「つい」といううっかり系と、「ま、いっか」という自分に甘い系。どちらもその計画性のなさが、原因かもしれませんね。

お金が貯まらない人の習慣①

ポイントカードが大好き! 財布の中もポイントカードでパンパン(63歳)

畠中チェック!

ポイントカードは一見お得なようですが、「ポイントがつくから」「今だけキャンペーンだから」と、それほど欲しいわけでもないものをつい買ってしまうことが、お金の貯まらない要因に。

お金が貯まる人ほど、ポイントカードの数は絞り込んでいるものです。

お金が貯まらない人の習慣②

近くにあるコンビニでお金をおろさずに、遠くの銀行のATMでお金をおろしている(66歳)

畠中チェック!

遠くの銀行まで出かけると「せっかくここまで出てきたから」と余計な買い物や、外食をすることが多いのではないでしょうか?

年金受給日などは銀行のATMが長蛇の列になっていますが、銀行の利用状況や時間帯によっては、コンビニのATMも無料で引き出せる場合があります。

時は金なり。コンビニATMも上手に使って時間を節約するのも、お金が貯まる人の特徴です。

お金が貯まらない人の習慣③

ゴミの量が多い(61歳)

ゴミが多いのは食材をうまく使いこなせていないからではないでしょうか? このタイプの人は水筒を持ち歩かず、お茶やコーヒーをペットボトルで買ったり、お店で飲んだりも多いような気がします。

お金が貯まる人とは、生活に少し手間をかけられる人だと思います。

畠中チェック!

お金が貯まらない人の習慣④

洗剤、ティッシュ、トイレットペーパーなどは少し減ると買い足し、家にストックがあふれている(58歳)

畠中チェック!

ものが大量にあふれている状態では、ストックのために家賃や住居費を払っているようなもの。

お金が貯まる人の多くは、近所のスーパーを自分の家の冷蔵庫、貯蔵庫のように上手に使っていて、家には必要以上にものをため込まない生活をしていますよ。

お金が貯まらない人の習慣⑤

「今日は給料日だから」「今日は○○記念」だからと、言い訳しながらいろいろなものを買っている友人(59歳)

畠中チェック!

自分に甘い人は孫にも甘いです。クリスマス、お正月、誕生日とねだられるままに出費して、子ども貧乏、孫貧乏になることも。孫に使うお金は年にいくらまで!ときっちり決めましょう。

一家にひとつですむひな人形や五月飾り、ランドセルなどは、どちらの親が買うか、事前に相談しておくのも大事ですね。

お金が貯まらない人の習慣⑥

「5分くらいなら遅刻しても平気!」と思っている(69歳)

畠中チェック!

お金が貯まる人は時間に厳しい方が多いです。よく遅刻をする人は、多少遅刻しても大丈夫というゆるい集まりには呼ばれても、遅刻厳禁だけれど本当にためになる会や重要な集まりのときは声をかけてもらえないのでは?

お金が貯まらないだけでなく、人生においても損しているかもしれませんね。

お金が貯まらない人の習慣⑦

冷蔵庫に賞味期限の切れた食材がわんさか! (58歳)

畠中チェック!

冷蔵庫の中に何がどれだけ残っているか把握していない、というのもお金が貯まらない人の特徴。

お金が貯まる人は、特売のお肉はそのまま冷蔵・冷凍はせず、1回分ずつ小分けにするか、料理完成直前まで下ごしらえをしてから冷蔵・冷凍保存している人が多いようです。それも計画性が高いことのあらわれですね。

お金が貯まらない人の習慣⑧

私、家計簿はつけていますが、全然お金が貯まりません。どうして!? (58歳)

畠中チェック!

家計簿をつけてもお金が貯まらない人は、予算を立てずに、ただつけているだけのことが多いです。

夏になって冷房を入れると光熱費は先月より上がる、こういう出費があるからこう予算を組んで……と予算を考え、また出費が増えた場合は、どうして増えたか見直すくせをつけるとよいでしょう。

※この記事は「ゆうゆう」2022年7月号増刊(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

※2023年11月7日に配信した記事を再編集しています。


【年金生活】のやりくりの目安は? 費目ごとに適正な支出額をファイナンシャルプランナーがアドバイス

監修者
ファイナンシャル・プランナー 畠中雅子

ファイナンシャルプランナー(CFP®️)。新聞、雑誌、ウエブなどに多数の連載、レギュラー執筆を持つ。セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務なども行っている。高齢者施設への住み替え資金アドバイスをする「高齢期のお金を考える会」や、ひきこもりのお子さんの生活設計を考える「働けない子どものお金を考える会」などを主宰。『70歳からの人生を豊かにする お金の新常識』(高橋書店)、『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる』(すばる舎)、『病気にかかるお金がわかる本』(主婦の友社・共著)など、著書、監修書は70冊を超える。

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