ブラジルリーグが外国籍選手枠を増加へ…実現なら1試合9人まで起用可能に 選手会側が反対「すでに連盟へ書簡」

ブラジルサッカー連盟が自国リーグの外国籍選手枠を増やす?[写真:Getty Images]

ブラジルサッカー連盟(CBF)が、自国リーグの外国籍選手枠を増やす意向だ。

ブラジル『グローボ』によると、2023年末時点でブラジル国内の全プロクラブ(1〜4部リーグ)が、外国籍選手枠を現状の「1試合7人まで(2023〜)」から増やすことに賛成する意向を固めていたという。

5日にはCBFの技術評議会が開催される予定で、ここにはエドナルド・ロドリゲス会長も出席するとのこと。2年連続となる外国籍選手枠増加が実現すれば、「1試合9人」まで外国籍選手を起用可能になるとのことだ。

ただ、これに公然と反対の声をあげているのが、ブラジルのプロサッカー選手会にあたる「フェナパフ」。同代表を務めるアルフレッド・サンパイオ氏が、自国選手への影響を懸念している。

「CBF会長へはすでに書簡で反対を伝えてある。(外国籍選手枠が)5だったのが7となり、もう今は9になろうとしている。外国っぽすぎるし、それは今のブラジルサッカーが必要としている助けではない」

「フェナパフ」はまた、人工芝の廃止(※1)もCBFに求めており、この点については、フラメンゴやフルミネンセといったいくつかの1部クラブから賛同を得ているとみられている。

(※1)ブラジル1部ではアトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴ、パウメイラスが本拠地に人工芝を導入

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