土づくりの必要なし、水や肥料も自動 最先端のピーマン栽培施設が完成 持続的な農作物生産へ実証試験 岩手・紫波町

将来にわたる農作物の安定供給を目指して、最新技術を活用して試験的にピーマンを栽培する施設が岩手県紫波町に完成し、5日竣工式が行われました。

竣工式には、JA全農いわてや県の関係者などおよそ30人が参加し、施設の完成を祝いました。
JA全農いわては農作物の安定供給に向けて、農作業の効率化に力を入れています。完成した施設ではピーマンはヤシガラに植えられ、土づくりの必要はありません。また水や肥料を自動で与える機械や吸収されなかった液体肥料を再利用する最新の技術が取り入れられています。
総事業費は7100万円で、およそ3000平方メートルの敷地に栽培ハウス2棟と作業ハウス1棟が建設されました。
今後は栽培したピーマンを自動で収穫する機械も導入される予定です。

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