1万点を超える人形や飾りが彩る会場はまるで別世界 岩手・花巻市で恒例の「八日市つるし雛まつり」が開催中

地域の女性たちが手づくりした「つるし雛」を展示する恒例の催しが岩手県花巻市で開かれていて、1万点を超える人形や飾りが会場を彩っています。

会場には、ツルやカメで長寿を表現したものや、野菜で「食べ物に困らないように」との願いを表現したものなど様々なつるし雛が展示されています。花巻市石鳥谷町で現在行われている「八日市つるし雛まつり」は、静岡県伊豆地方の風習に倣って始まったもので、今回で19回目です。今回は地域の女性9人が着物の生地を使って作り上げた50基のつるし雛が天井から吊るされ、1万点を超える人形や飾りが会場を埋め尽くす様子は、さながら別世界に来たかのようです。

(八日市つるし雛同好会 髙橋 多美 代表)
「着物の生地が素晴らしい。全部古布だが20年経っても色褪せない。そこが見どころです」

新型コロナの影響で中止を挟んだものの、イベントの規模は年々拡大していて、今では期間中に県内外から1万人以上を集める人気のイベントです。

(会場を訪れた人)
「すごく感激しています。一つ一つが丁寧」
「毎回感動しているし新しいものがどんどん出てきてすごい」

きょうも会場には多くの人が訪れ、写真を撮りながらイベントを楽しんでいました。「八日市つるし雛まつり」は、ひな祭り当日の3月3日まで花巻市石鳥谷町の八日市いきいき交流館で行われています。

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