消防士との二刀流! 再び侍ジャパンと対峙するチェコ戦士の豪華な誕生日会に反響続々「神戸牛と和牛のステーキだ!」

再び侍ジャパンと対峙するチェコ戦士が英気を養う姿が話題を呼んでいる。

井端弘和監督が率いる侍ジャパンが3月6、7日に京セラドーム大阪で「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024」と題して、欧州代表と親善試合を行なう。

侍ジャパンと対峙する欧州代表は、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本と1次ラウンドを戦ったチェコ代表、準決勝進出を懸けてしのぎを削ったイタリア代表を中心とした欧州のトップ選手を選抜し、すでに来日している。

4日には会場となる京セラドーム大阪で、今季から2軍に新規参加するくふうハヤテと練習試合を行ない、7回まで無得点に抑えられていたが、8回にWBCチェコ代表で4番を務めたマレク・フルプが3ランホームランを放ち、1点差に迫る。さらに土壇場の9回に追い付き、4-4の引き分けに持ち込んで確かな地力を見せた。視察に訪れた井端監督も警戒を強めるなど、一筋縄ではいかない多士済々なメンバーが揃っている。

侍ジャパンとの試合を直前に控えたなか、チェコ代表の二刀流戦士が日本で過ごした素敵な1日が小さくない反響を呼んでいる。
欧州代表のマーティン・シュナイダー(チェコ)は、練習試合を戦った4日が38歳の誕生日だった。試合後、大阪市内を訪れたシュナイダーはぶ厚い神戸牛と和牛のステーキで、チームメイトから豪華な誕生日会を開いてもらい、満面の笑みを浮かべた。その様子をチェコ野球協会の公式X(旧ツイッター)は見逃さず、SNSに共有。野球ファンを中心に喝采が飛び交った。

母国では普段、消防士を務めている右腕はWBC本戦出場が懸かったスペイン戦で先発登板し、チームを日本ラウンド進出に導くとチェコ代表の一員として初来日。1次ラウンドのオーストラリア戦では5回1/3を投げて1安打1失点と好投した。

まさかの2年連続日本で誕生日を迎えたシュナイダー。文面には「誕生日に神戸牛と和牛のステーキ! シュナイダーが38歳の誕生日を迎えました。誕生日おめでとう!」と綴り、祝福のメッセージを添えていた。

シュナイダー以外にも、WBCでチェコの指揮を執っていたパベル・ハジム監督も一塁コーチとして再来日しており、日本の野球ファンには顔馴染みも多い欧州代表。再び相まみえる侍ジャパンとの一戦に、彼らはどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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