昇格大会連勝なるか 松山英樹が2年ぶりV以来の登場

松山英樹はツアー10勝目を目指す(写真は2024年ザ・ジェネシス招待)(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 事前情報◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

フロリダスイングは第2戦で会場を東海岸から中央部オーランドに移す。PGAツアーの発展に寄与したスーパースター、故アーノルド・パーマーの名を冠した4日間大会が7日(木)に開幕する。

少数精鋭(69人)のエリートフィールド、総額2000万ドル(約30億円)の高額賞金がかかる全8試合のシグニチャーイベント(昇格大会)の4戦目。全3大会の招待試合の2戦目でもある。3週前、どちらも同格の「ジェネシス招待」で2年ぶりにツアー優勝を遂げた松山英樹が登場する。

松山は2022、23年のいずれも大会週に首痛を発症して思うようにプレーできず、昨年9回目の出場で初めて予選落ちした。ことしはロサンゼルスの勢いを保ち、唯一のトップ10入りである2016年の6位を上回る成績を刻みたい。

カート・キタヤマは連覇狙う(写真は前年大会)(撮影/田辺安啓(JJ))

昨年は日系米国人の父と日本人の母を持つカート・キタヤマが初優勝を飾った。週末2日間をいずれも「72」と耐えて通算9アンダー。ロリー・マキロイ(北アイルランド)、ハリス・イングリッシュを1打差で振り切った。

2大会ぶりの優勝がかかる世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーら上位選手が順当に参戦。ニコライ・ホイゴー(デンマーク)、シェーン・ローリー(アイルランド)、アダム・スコット(オーストラリア)、ウェブ・シンプソンといった一流選手も大会推薦により出場がかなった。第5のメジャー「ザ・プレーヤーズ選手権」(フロリダ州TPCソーグラス)を翌週に、メジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)を1カ月後に控えた実力者たちが火花を散らす。

36ホール終了時点で上位50位タイ、または首位と10打差以内の選手が週末の決勝ラウンドに進む。優勝者には700ptのフェデックスカップポイントを付与。また、有資格者を除く上位3人には7月のメジャー最終戦「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)の出場権が与えられる。

<主な出場予定選手>
カート・キタヤマ、スコッティ・シェフラー、ビクトル・ホブラン、ロリー・マキロイ、パトリック・カントレー、ウィンダム・クラーク、トミー・フリートウッド、リッキー・ファウラー、ザンダー・シャウフェレ、トム・キム、コリン・モリカワ、ジェイソン・デイ、ジョーダン・スピース、松山英樹、ジャスティン・トーマス、ミンウ・リー

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