共謀しコロナ給付金をだまし取る 詐欺容疑ですでに逮捕6回の男含む3人を再逮捕 鹿児島県警

 新型コロナウイルスの持続化給付金をだましとったとして、鹿児島県警捜査2課と鹿児島西署など4署は5日、詐欺の疑いで、霧島市国分中央5丁目、会社員の男(45)と大阪市中央区北久宝寺町1丁目、飲食店従業員の男(30)、鹿児島市吉野町、会社員の男(23)を再逮捕した。

 3人の再逮捕容疑は、2020年7月、薩摩川内市の無職男性(23)と共謀し、売り上げが50%以上減った月がある県内の架空のIT関連業者を装い、男性名義で虚偽の確定申告書などを添付し中小企業庁に給付金を電子申請。男性の口座に同月、現金100万円を振り込ませた疑い。

 捜査2課によると、霧島市の会社員の男は23年8月~24年2月に同様の詐欺容疑で6回逮捕、飲食店従業員の男と鹿児島市の会社員の男は同容疑で同月に逮捕されていた。「捜査に支障がある」として3人の認否を明らかにしていない。

© 株式会社南日本新聞社