顧客から預かったキャッシュカードで90万円引き出し盗む 日本郵便が社員の男を懲戒免職 浜松市

去年12月、浜松市内の郵便局勤務の男が高齢男性から通帳やキャッシュカードをだまし取った疑いで逮捕された事件で、日本郵便はこの男を懲戒解雇としました。

28日付で懲戒解雇となったのは、浜松市東区内の郵便局に勤務していた20代の男です。警察によりますと、男は去年12月、浜松市東区の74歳の男性宅を訪れ、「通帳が古いので換えてあげる」などとウソを言い、通帳とキャッシュカードをだまし取った詐欺の疑いで逮捕されました。

これを受け、日本郵便が社内調査を行ったところ、男は去年10月頃から11月頃にかけて客から預かったキャッシュカードで、ATMから合わせて90万円を引き出し、盗んでいたことが新たに明らかになった、ということです。日本郵便は、男が盗んだ金について、男性の口座のものかどうかは明らかにしていません。

東海支社の根岸一行支社長は「多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げる。事態を真摯に受け止め、社員指導を徹底して参ります」とコメントしています。

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